9月から11月にかけて3本のUSBメモリを亡くした。
スマホの次に自分の大事なデータの入っているものを失うのは本当に心臓に悪い。値段だってバカにならない。
買って2週間だった2代目を壊した時は本気で気分が落ち込んだ。
ので弔うことにした。
USBメモリの墓を作ろう
最近はスマホでも十分に絵が描けるので良いなあと思う。有料ではあるがArtStudioというiOSアプリがおすすめ。乗算やレイヤーが使えるので色塗りが楽。
3DプリントするためRhinocerosにてさくっと設計。正式な墓の構造とかは一応置いておいてそれっぽくなるように...。(怒られるかな)
無駄にレンダリングもしちゃう。いい感じ。
さてここでみんな大好き3Dプリンターの登場だが完全に写真を撮り忘れた。
出力中の様子は本当に可愛らしいのでまたレポートを書くなら是非動画も載せたい。
いきなり原型完成を見てもらう。
かわいい。
本当は裏からケーブルを通してUSBハブにしたかった。
しかし挿すためのUSBメモリは壊れているのだから意味がないことに気づいた。いっそ挿したら完全にデータが飛ぶガジェットにしたい。電子工作詳しい方教えてください。
安定するように手元にあったアダプタ用のスペースを取った。結果どこに向かうこともない無のガジェットが生まれてしまった。
死とはこういうことなのかもしれない。
いつもならここで大体満足して終了なのだが丁度モルタルを扱える人に教えて頂ける機会があったためモルタルに挑戦してみることにした。
これができれば完全な墓になれる。ペーパーウエイトにもなる。武器にもなる。
このモデルを原型にシリコンで型取りをしてモルタルを流しこむことにする。断片的な記録しかしていないため詳しいやり方は検索してもらえるとありがたい。
自分はこちらの造形作家ユニットパンタグラフさんの造形工作アイデアノートを参考にした。この本読むだけでも面白いのでおすすめ。工作する人なら更に面白いと思う。
ブロックを組んで原型にシリコンを流し込む。謎の背徳感がある。
埋まった。
シリコンが完全に固まるまで24時間ほど掛かるのでインターネットなどをして待つ。
ここで焦って手を突っ込んだりすると大変なことになる。未硬化のシリコンは水で洗い流せないため一生ベトベトになる。なった。
待ってる間暇なので西洋バージョンも作った。
真ん中にUSBメモリが刺さって十字架になる仕組み。
完全にイメージで作っているので怒られる可能性がある。十字架に架けられて炙られるかもしれない。
固まった!
実はここに至るまで硬化に失敗し続けて皮膚とシリコンが融合するレベルでベトョベトョになっているので嬉しさが半端ない。やった〜〜!
パカッ
シリコンってすごい。当たり前だが3Dプリントされた表面のテクスチャまで超ディテールで再現してくれる。余裕があれば原型をヤスリがけなどして綺麗にしておこう!
写真がめちゃくちゃ汚い(こぼした)
モルタルを混ぜる。水と砂で硬化する仕組みがよくわからないがすごい。
モルタルはシリコンと違って1時間程度で固まるらしいので急いで流し込む。
一人で撮りながら流し込むのがしんどい。
やっとこれで流し込み作業は完了。わくわく!
〜半日後〜
いよいよ取り出す。果たしてモルタルの墓はできているのか。
ちょっと柔らかいような...?
ピシッ
あっ
モリッ
アッアッ
......
焦りすぎて作業中の写真が全くなかった。
完全に罰当たりビジュアルである。画像がスクショされてツイッターに載せられたらめちゃくちゃ叩かれそう。
USBも墓も壊し全てを失った。何も救われない。
上の部分の肉厚が薄すぎた事とモルタルを過信して力を入れすぎたのが原因かもしれない。そもそもモルタルはコンクリより脆いらしい。
次は優しく扱えば大丈夫だろう。
今日はまだ時間があるので急いで再型取りを行う。
頑張れモルタル。頑張れ自分。
いいぞ!いいぞ!
型を完全に壊す作戦に出た。もう後戻りはできない。
空洞部にみっちりシリコンが詰まってしまって硬い...。
メキョ
アッ
.......
...
...
完成!!!!!!
ありがとうございました。
モルタル墓が一見回復してる事については触れないでください。
このブログは完全に個人判断の手法で失敗しつつ作った物を載せているので正しくないところが沢山あります。あまり参考にしないでください。