背筋が凍る!? 現代人にピッタリな「ひんやりグッズ」を考えてみた
本記事は、2017年9月7日に「ネタりか」(運営元:ヤフー株式会社)で公開された記事を転載したものです。
ここで気づきました。
電子機器に触れる機会の多い現代人にとって、一番肝が冷えるのは「エラー画面」なのではないかということに……!
ということで、夏の暑さを乗り切るために、エラー画面をテーマにした「ひんやりグッズ」を作ろうと思います。
ブルースクリーンうちわ
真っ青の背景に白の英字を急に並べられるとドキッとしてしまいますよね。初めてこの画面を見たときは「何もしてないのにパソコンが壊れた!」と叫んだ記憶があります。
まずは、グラフィックデザインソフトの「Illustrator」で、ブルースクリーンを再現していきましょう。
夏らしい青色。見続けると目が痛くなってきます。
うちわの中に文字がちゃんと収まるよう、外枠となる線を描きました。
枠線の中にメッセージを配置していきます。フォントは、Windows XP〜7のブルースクリーンに使われている「Lucida Console」を使用しました。
どうせ読まれないと思ったので、途中からハチャメチャな文言を入れています。
うちわの製作には、便利な「手作りうちわキット」を使用。専用の光沢紙に、さきほど作成したブルースクリーンのデザインを印刷します。
印刷完了。ラベル用紙が厚いので、紙詰まりしまくりました。
骨組みに貼り付けます。
できました! ブルースクリーンうちわ、略して「ブルスクうちわ」の完成です!
まるでうちわが液晶画面になったかのような感覚に陥りますね。
裏は「レッドスクリーン」にしました。ブルースクリーンと比べて知名度は低いですが、レッドスクリーンが出るとパソコンが起動できなくなるなど致命的なダメージを負っている場合が多いため、こっちのほうが本能的にヤバさを感じるかもしれません。
人のパソコンの近くにさりげなく置いておくと、一瞬だけ背筋をヒヤッとさせてあげられるかもしれません。
この調子で、ほかの「ひんやりグッズ」も作ってみましょう。
ダイアログ風鈴
夏といえば風鈴を思い出す人も多いのではないでしょうか?
こちらの風鈴、一見普通に見えますが……、
ん?
こ、これは……!
いやああああああ!! 保存してないのに強制終了!!! 予期くらいしてくれ〜〜〜!!!!
……失礼しました。つい取り乱してしまいました。
パソコンを使って仕事している人にとって「予期しない理由で終了」という単語は恐怖でしかないですよね。このダイアログが目の端に映るだけでゾクッとします。
でも、これを風鈴の短冊にすれば、風に揺れるたびに「保存しなきゃ」と注意を促せるので、案外実用的かもしれません。
さっきのはMac版のダイアログでしたが、こちらはWindows版です。「ダイアログウィンドウジェネレーター」というサイトで作ったデータを印刷しています。
同じダイアログを何枚も作り貼り付ければ、ウイルスに汚染されたような状態を再現できます。背筋が凍りますね。
試しに風鈴の音をエラー音に変えてみましたが、ただうるさいだけでした。
最後のおまけに、いかがわしいサイトを閲覧した際に出がちな「高額請求のポップアップ画面」も短冊にしてみました。この画面に遭遇して本気で泣きそうになった方もいるのでは……?
いかがでしたでしょうか。
私はなんだか逆に暑くなってきましたが、このアイデアが皆さまのお役に立てれば幸い……ん?
もしかして、製作中にずっと使っていたパソコンやスマホ自体が暑さの原因なのでは……!?
電子機器の電源を切り、浮いた電気代でエアコンを使うことにしました。
(おわり)